7センチのチョコレート嚢胞が見つかった日

チョコレート嚢胞

学生の頃からずっと、生理痛は「いつものこと」だと思っていました。

毎回ロキソニンを飲めばなんとかなるし、忙しい日々の中で、自分の体調を気にする余裕もありませんでした。

ところが、ある夏の日、体が突然悲鳴をあげました。

2ヶ月連続で生理中に発熱と嘔吐が起き、立ち上がることもできず、仕事どころではなく勤務先にも迷惑をかけてしまいました。

「これはさすがにおかしい」と感じ、しばらく行けていなかったレディースクリニックを受診しました。

内診をしていただいたとき、先生の一言が今も忘れられません。

「これは…生理痛、辛かったでしょ?よく耐たね」

右の卵巣に、7センチものチョコレート嚢胞が見つかったのです。

その後、MRI検査や採血の検査が行われ、結果が出るまでの数日は、正直とても不安でした。

数日後、結果を聞きにいきました。
腫瘍マーカーの数値がかなり高いこともわかり、

先生から「ダグラス窩(子宮の後ろの空間)に癒着が見られる」と説明を受けたとき、

これまで生理中に感じていたお尻の痛みや、生理中のトイレが辛かった理由が、ようやく腑に落ちました

腫瘍マーカーの数値
ご参考までに、腫瘍マーカーの数値です
CA125/C 666.2
CA19-9/C 2760.1

おわりに
生理痛が当たり前になってしまっている方も、どうか無理をせず、自分の体の声に耳を傾けてみてください。

小さな違和感に気づいて早めに行動することで、未来の選択肢が広がることもあります。

次回は、診断後にどのような治療方針が決まったのかや、実際に始まった治療の内容についてお話しします。

この記事が、少しでも同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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