※本記事は筆者の体験に基づく内容です。治療の効果や副作用の現れ方は個人差があるため、すべての方に当てはまるとは限りません。具体的な治療方法やお悩みについては、必ず専門医にご相談ください。
前回は、レルミナの副作用や効果、治療費について書きました。今回は、ジェノゲストを服用しながらも不正出血が続き、治療方針に疑問を感じながら転院を決意した経緯についてお話しします。
ジェノゲストの服用開始
レルミナの服用が終わると、すぐにジェノゲスト(1mgを1日2回)の服用を始めました。総合病院で2ヶ月分を処方され、本格的に治療を開始しました。
レルミナの副作用(更年期症状)は、服用終了後も2週間ほど続きましたが、その後は落ち着きました。ただ、ジェノゲストを飲み始めて1ヶ月ほど経った頃から、不正出血が始まりました。
医師からは「継続して飲めば落ち着く」と言われたので、様子を見ながら服用を続けることに。しかし、2ヶ月経っても不正出血は治まりませんでした。
治療の継続と悩み
2ヶ月後、総合病院での診察を終え、もともと通っていたレディースクリニックに戻り、そこでジェノゲストを処方してもらうことになりました。
街のクリニックに戻ると、医師に「手術しなかったの?」と聞かれましたが、引き続きジェノゲストの処方はしてもらえました。
そこから約1年間、3ヶ月ごとに通院して薬をもらっていましたが、診察のたびに簡単な問診だけで、治療方針の変更もなく、不安が募りました。
1年ほどジェノゲストを服用しましたが、不正出血は1日たりとも止まることはなく、むしろ生理の周期くらいのタイミングでしっかりと出血がありました。鎮痛剤なしでは辛く、嘔吐するほどの生理と比べればマシとはいえ、日常生活に支障が出るレベルでした。
「このまま薬を飲み続けても意味があるのだろうか?」と疑問を感じ、自主的に服薬を一度やめることにしました。
するとすぐに生理が再開。久しぶりの生理は想像以上に辛く、「少しでも良くなっているかもしれない」と期待していた気持ちが打ち砕かれました。
※ 服薬の中止や変更は、必ず医師の指導のもとで行ってください。(私の真似はしないでください…)
手術を決意、新たな病院へ
「生理もマシになっていないし、薬の治療をすると不正出血が続くなら、根本的な原因を取り除きたい」と考え、手術を決意しました。
そのため、これまでのレディースクリニックから別のクリニックへ転院し、「手術を希望している」と強く伝えました。
新しい先生には、「薬はやめてはいけない」と注意されましたが、きちんと話を聞いてくれました。最終的に、ジェノゲストの服用再開と、新しい総合病院の紹介状を書いていただくことに。紹介状には、これまでの経緯や、手術希望の旨も記載してもらいました。
不正出血が改善!?
新しいクリニックの先生に、不正出血が続いていることを相談すると、「飲み忘れはない? 12時間おきにきちんと飲めてる?」と聞かれました。
これまで服薬の際に「12時間おきに飲む」という説明は受けていませんでした。私は食事の後にでもと、何となく朝と夜に飲んでいましたが、先生曰く「空腹時でもいいから、とにかく12時間おきに飲むことを守れば、不正出血が改善する人が多い」とのこと。
そこで、朝7時と夜7時にきっちり服用することにしました。
ジェノゲストを再開した直後は、引き続きダラダラとした不正出血がありましたが、このルールを守り始めて約2ヶ月後、不正出血がほとんどなくなり、日常生活がぐっと楽になりました。
完全に出血がなくなったわけではなく、生理の周期くらいで1週間ほどは出血がありましたが、日々の生活は大きく改善されました。
まとめ
ジェノゲストの服用を始めてから、不正出血に悩まされ続けた1年間。継続すれば改善すると言われながらも、なかなか状況は変わらず、不安や疑問を感じる日々が続きました。
転院を決意し、新しい先生のもとで「12時間おきに正しく服用する」という方法を試したところ、不正出血は大きく改善。日常生活への影響も軽減されました。
今回の経験を通じて、同じ薬でも服用方法や医師の指導によって効果が変わることを実感しました。今後も、自分にとって最善の治療を模索しながら、前向きに向き合っていきたいと思います。
次回は、手術までの道のりについて書きます。

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