手術から数日が経ち、いよいよ入院生活も終盤に差し掛かりました。痛みや体の変化に一喜一憂しながらも、少しずつ「日常」に戻っていく感覚がありました。4日目と5日目、つまり手術翌々日と退院日の様子を、詳しく振り返ってみたいと思います。
入院4日目(手術翌々日)
5:30|起床
朝5時半に目が覚めました。入院してはじめて熟睡できました。
まだナプキン1枚分ほどの出血はあるものの、昨日よりも患部の痛みが断然マシになっていて、動ける範囲が広がったのを実感しました。肩から鎖骨にかけての痛みは少し残っていましたが、それでも前進している感覚に嬉しくなりました。
7:00|朝食・ロキソニンの服用
7時には常食の朝食。
入院中、食事は毎日のちょっとした楽しみ。おかゆからスタートした食事も、この日からはすっかり普通のメニューになって、体の回復を感じさせてくれました。食後にはロキソニンを服用しました。
8:00|看護師さんによる体調のチェック
体温・血圧・血中酸素濃度、傷のチェックがありました。
9:00|先生の診察・退院日の決定
退院前の診察がありました。
超音波検査で、卵巣の様子を見ていただきました。傷のチェックもしていただき、簡易的なテープに貼り替えていただきました。
問題がないため「明日、退院しましょう」とのこと。
退院後のホルモン治療についても説明があり、妊娠希望がないことを伝えました。
ジェノゲストを引き続き服用していくことになり退院1週間後から再開することになりました。
手術の詳しい内容は次回の診察の際にとのこと。
11:00|シャワー
11時にはシャワーを浴びることができました。
洗顔や洗い流さないシャンプー、体拭きシートでしのいではいたものの、やっぱりシャワーは格別!髪と体をちゃんと洗えるだけで、ものすごくリフレッシュできます。
午後|母の面会
午後には母が面会に来てくれ、心も少しホッとしました。
母の顔を見るだけで安心できるのは、いくつになっても変わらないですね。
18:00|看護師さんによる体調チェック
体温・血圧・血中酸素濃度、傷のチェックがありました。
18:00|夕食
夜も常食の夕飯を食べました。
22:00|ロキソニンを服用し就寝
この日は特に検査などもなく、翌朝の採血のみとのこと。
4日目まとめ
4日目の体の様子としては、傷は思ったよりきれいで、おへその形もそのまま。
痛みも想像していたよりもずっと軽くて、肩からのガス痛も徐々にマシに。
お腹の張りは少し残っていて、歩くときは腰を丸めないとまだ辛い状態でした。
咳をするとお腹に響いてしまうので、痰が絡んだ感じが少し苦しい場面もありました。
入院5日目(退院日)
6:00|起床・採血
看護師さんの声で目が覚め、採血がありました。
7:00|朝食・ロキソニンの服用
7時には朝食を食べ、ロキソニンも服用。
身支度をして、荷物をスーツケースにまとめました。
「いよいよ退院!」と思うと嬉しくて仕方なくて、朝からずっとそわそわ。
8:30|先生との最終確認
退院前に先生が病室に来てくださいました。
ゴールデンウィークを挟むため、次回の診察は3週間後になりました。
なお、それまでは「湯船には浸からないように」との注意がありました。
出血が異常に多いなど何かあれば、電話してくださいとのこと。
お腹のガスがまだ溜まっている感覚や、生理のようなお腹の痛みは少し残っていましたが、痛み止めを処方していただけたのでひと安心。
退院後は少しずつ歩いて体力を戻していく予定です。
9:00|退院
両親が車で迎えにきてくれました。
請求書を受け取り、精算をしてから帰りました。
振り返ってみて
チョコレート嚢胞が見つかってから、気づけば2年半が経っていました。検査や通院を繰り返し、やっとこのタイミングで手術を受けることができました。手術を受けたからといって、再発の可能性がゼロになるわけではありません。でも「やっとここまで来た」という達成感と、手術に踏み切れたこと自体が、本当に嬉しいです。
入院や手術は決して楽なものではありませんでした。準備や段取り、痛みや不安もたくさんありました。それでも、家族、彼氏、職場の方々の支えがあったからこそ、無事に乗り越えられました。「迷惑なんて思わないから、治療を優先してね」って言ってもらえるたびに、申し訳なさと感謝が交錯しました。
でも今は、私が元気でいることが、一番の恩返しだと心から思えます。
これからはもっと自分の体に耳を傾けて、少しでも違和感があれば、すぐに病院へ行くようにします。
どうか、この記事を読んでくださったみなさんも、自分の体を何よりも大切にしてください。健康第一、自分を労わることが、まわりを大切にすることにもつながります。
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